今回は「大学生とサークル」について考えてみたい。
サークルとは何なのか?
サークルというのは大学においては学生によって組織された集団のことを指す。
サークルにはスポーツ、サブカルチャー、勉強などさまざまなものが存在する。
大学の規模によってサークルの数や規模は異なるが、学生数の多い大学であれば数百種類のサークルがあるということも少なくない。
サークルに入る動機について考えよう
人が物事を実行する際には動機が絡むことがほとんどである。では学生がサークルに入る場合の動機にはどのようなものがあるだろうか。
動機①友達を作りたい
これまで色々な記事で言及しているが、大学というのはその性質上友達を作りにくい。
サークルに入れば否応なく同じ大学に通う学生に出会うことができるので、友達を作れる可能性は高い。
ただサークルに入れば100%友達ができるわけではない、「知人」であれば容易に作れるだろうが、自分の内情などを気軽に話せる相手を見つけるのは簡単なことではない。
気の合う相手を見つけるには自分と性質が近そうな人が所属している可能性が高いサークルを探すのが良いだろう。*1
動機②「縦のつながり」を作りたい
組織での人間関係は「縦のつながり」と「横のつながり」に大別される。
縦のつながりというのは自分よりも学年の高い学生、低い学生(いわゆる先輩後輩)とのつながりのことを指す。
大学では縦のつながりがあれば授業や試験に関する有益な情報を入手しやすい、教科書を譲ってもらえるなどさまざまなメリットがある。
もちろんサークルには色々な学年の学生が所属しているので、縦のつながりを作る上でサークルはうってつけの存在といえる。*2
動機③異性と出会いたい
動機③は動機①と似ているが行動のやり方は大きく異なるだろう。
異性と出会いたいならば異性の学生がある程度所属しているサークルを選ぶ必要がある。
男性の比率が著しく高いサークルの例として、鉄道系のサークルが挙げられる。
鉄道マニアは圧倒的に男性が多いため、鉄道系サークルに男性が大挙するのは当然である。
異性との交際を取るか、趣味を取るか。これは難しい選択である。
動機④趣味を色々な人と一緒に楽しみたい
この動機が一番普通の動機と言えよう。
一人で趣味を楽しむこともできるが、複数人でやった方が面白いと感じる人も多いだろう。
テニスなどのスポーツ系であればそもそも一人では簡単な練習しかできない場合もある。
サークルに入れば人員は確保されているので、すぐに趣味を謳歌することができる。
自分の趣味をさらに探求でき、好みが近い人とも出会えるという点でサークルは絶好の場所であることは間違いない。
サークルはやりたいことがあるなら入るのが吉
結局言えることは動機さえあればサークルに入った方が良いと言うことだ。
逆に言えば目的がないのなら入る必要はない、時間とお金の無駄になる可能性が高い。
周りの学生に流される必要はない、自分が入りたければ入ればよいのだ。
*1:例を挙げると、コミュニケーション能力が比較的低く内気な性格の人がスポーツ系のサークル(特にテニス)を選ぶと気の合う相手を探すのに苦労する可能性が高い。アニメ、ゲームといったサブカルチャー系のサークルの方が比較的自分と似た人たちが所属していることが期待できる。(ただしアニメに全く興味がないのにアニメサークルに入るのはあまりおすすめできない。
*2:筆者はサークルに入ったことがないため詳しいことは分からないが、「~の授業は楽」など口頭で伝えられる情報であればどのサークルでも入手することは容易だろうが、過去問や試験対策プリントなどの場合はある程度規模が大きいサークルでないと学生間で出回っていないことが考えられるので注意が必要だ。