現代社会を生き抜く術を考える

考察と日記を織り交ぜたブログです。

オンライン授業について考える

最近ツイッターでは、オンライン授業が続きキャンパスへ入ることができない大学生による嘆きのツイートが話題になっていると言う。

その中の1つに、「大学生の日常~」というハッシュタグがある。

おそらく対面授業が一切なくオンラインでしか授業が行われない現在の状況は「大学生の日常」とは乖離しているということなのだろう。

そもそも、大学生の日常って何だろうか?

勉強をすること?授業を受けること?遊ぶこと?酒を飲むこと?友達や彼氏彼女と交遊すること?

色々と言えるだろうが、オンラインでは実現できないという条件から考えると、研究をはじめとする実験施設や蔵書等のリソースを必要とする活動や、友達との遊びやサークル等の課外活動を意味するのではないかと思う。

そうなると、大学ぼっちである筆者はCOVID-19があろうとなかろうと、「大学生の日常」はないということになる。

だが私はその事実について何か悲観的に思うことはない。

そもそもCOVID-19関連では大学生よりも社会人の方が大変な思いをしていることは間違いない。

オンライン授業であるのにもかかわらず学費減額が行われないのは私も少し疑問に思うことはあるが、だからといって対面授業を全て再開するわけにはいかないだろう。

大学(とりわけ学生数が多い大学)はクラスターを生む可能性が高い。

小中高校生と違いバックグラウンドも多様で、中には感染リスクの高い夜の街や飲食店等に出入りする者いる中、密を生む教室で大規模授業を行えば、何が起こるかは想像に難くない。

一部では若者にとってCOVID-19は脅威ではないとの意見もあるが、比較的高齢の人も少なくない教員にとってはよりリスクが高いだけでなく、行動範囲が広い大学生からクラスターが生まれれば、大学とは関係のない人や学生と同居する家族等にも悪影響を及ぼす可能性もある。

したがって、既にほぼ授業が再開している小中高等学校と大学を並べて対面授業再開に関する議論をすることは難しいだろう。

 今まで何回も述べているようにオンライン授業には数多くのメリットがあると思う。

大学生はオンライン授業に対して不満に思うこともあるだろうが、貴重な時間を勉強に使えるチャンスと捉え、行動をするのが良いのではないだろうか。