現代社会を生き抜く術を考える

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新入生大学ぼっちへの助言:とりあえず、「学生相談室」を利用しよう

4月に入り、たくさんの新入生が大学生として人生の新たな階段を上った。それと同時に、彼らのうちの一定数は友人を作ることができず、「大学ぼっち」になってしまっていることだろう。

 大学ぼっちになることは決して悪いことではないとは思うが、油断していると取り返しのつかない不利益を被ってしまう可能性がある。今回の記事では、これを防ぐために有効である「学生相談室」について解説する。

学生相談室とは?

学生相談室とは、学内に設置されているカウンセリングルームのようなものである。そこでは学生が相談員に対して色々なことを相談することができる。

相談する内容は学業や日々の生活、卒業後の進路など、多岐にわたるだろう。学内にある施設なので、もちろん無料で利用することができる。

学生相談室を利用するには?

相談は、予約制であることが多い。電話等で予約をすることができるので、まずはインターネットで「自分の大学名 学生相談室」などと検索してみるのが良い。相談室の混み具合によっては相談日まで日が空いてしまうこともあるが、大抵の場合予約してから数日後~2週間以内には相談ができると思う。

学生相談室の利用法①相談したいことがある場合

当たり前のことだが、相談したいことがある場合はまず真っ先にそのことを相談してみるのが良いだろう。大学のシステム(履修登録など)や授業に関する話であればすぐに解決策が見つかるかもしれないし、進路など簡単に解決策が見つからないような問題であっても、相談員の方が親身になって話を聞いてくれるはずだ。

学生相談室の利用法②特に相談したいことがない場合

相談したいことがないなら、学生相談室を使う必要などないのでは?と思う人も多いかもしれない。確かに普通の学生であればそうだろうが、大学ぼっちの場合は少し訳が違うのだ。

大学ぼっちは、文字通り大学内に友人がおらず、日常的に他人とコミュニケーションを取ることも少ない。実家暮らしの学生であれば家族と会話をすることはできるかもしれないが、一人暮らしであれば家族との会話も少なくなるため、人との交流が疎かになってしまいがちである。

人との交流が薄くなってしまうと、メンタル面に悪い影響が及んだり、コミュニケーション能力が減退してしまうことも考えられる。一度コミュニケーション能力が衰えてしまうと、元の状態に戻すには結構な労力と時間がかかることだろう。

これを防ぐために、大学ぼっち学生はたとえ相談事がなかったとしても、学生相談室を積極的に利用するべきだと、筆者は考えている。

学生相談室に通うことを習慣化して、相談員の人と世間話をしたり、自分が最近気になっていることなどを話すだけでも良いと思う。他者との交流が少なくなりがちな大学ぼっちは、学生相談室という施設を利用して少しでもコミュニケーションを取る機会を増やしていくことが必要である。

コミュニケーションが苦手という学生も当然いると思うが、その場合も心配は無用である。通常他人と会話をする場合とは違い、「相談」という形で会話ができるので、多少会話がゆっくりになったり、どもってしまったとしても、相談員が不機嫌になる、会話が早々に終わってしまうといったことはまず起こらない(はず)からだ。