現代社会を生き抜く術を考える

考察と日記を織り交ぜたブログです。

就活サイトの視界から外れるということ

大学卒の就職活動というのは、3月に採用プロセスがスタートし、6月あたりには内定を獲得、そして就活終了という流れが一般的らしい。

私も例にもれず3月から採用活動を開始した企業に片っ端からエントリーし、いくつかは書類選考も通った。

だが面接ではことごとく不採用となり、6月になっても内定を得ることができなかった。

6月下旬には某所で行われた面接会にも参加し数社の面接を受けたが、そこでも全て不採用。

7月からは就活へのやる気もなくなり、期末レポートやワクチン接種を理由に就活をさぼっていた。

そして9月。夏休みが終わる時期に差し掛かっている中、私は現在内定ゼロである。

「内定を辞退したから内定ゼロ」ではない、純然たる内定ゼロなのだ。

この時期に入ってくると、就活ビジネスを行っている側の興味関心が、「22卒」から「23卒」へとシフトしてきていることを実感する。

とある就職支援サイトでは、「23卒の皆さん!就活のイロハ教えますよ」的な案内が出始めているし、とある求人サイトでは「就活が終わった22卒の皆さん!体験談書いてみませんか」といったコーナーが出ている。

そうか。もう「22卒」はみんな内定を獲得したということなんだな。でも、この期に及んで内定が1つもないのは私だけではないはず。

世の中には「就活強者」と「就活弱者」のような存在がいると思うけど、私のような内定ゼロの「就活弱者」は、もはや就活ビジネスをしている企業の視界には入らないところにいるってことなんだろう。

なぜなら、内定1つ取ることすら苦労している人たちを相手に商売しても、利益が期待できないから。

そもそも新聞なんかでよく報道される「内定率」という数字も、私のような「就活弱者」は最初から調査対象には入っていない。だって、そんな調査を受けた覚えは一度もないからね。

就活を2か月以上もさぼっていた人間に対してそんな調査をしてもしょうがない、と言われればそれまでだけど。