大学でオンライン授業が始まってから早や1年半。
私はもう4年生で、ほぼ卒業に必要な単位は取り切ったから、もう講義室で授業を受けることはないんだろうな。
2020年の1月に受けた授業が、最後の対面授業だった。その時はまさか最後だなんて思いもしなかったけど、世の中どうなるか分からないものだ。
さて、オンライン授業が始まって1年半が経つということは、今の1年生と2年生は対面授業をほとんど経験していないということになる。
地域や大学によっては普通に対面授業をやっているところもあるだろうけど、大都市圏の大学だと少人数の授業以外はオンライン、というところが多いんじゃないかな。
ということで、学生の中には対面授業を全然受けられなくて辛い、と感じている人もいるんではなかろうか。
そんな学生がいる中悪いのだが、身も蓋もないことを言ってしまうと、対面授業ってのは正直大して面白くはない。
強いて言うなら、授業に熱心な大学の「名物教員」的な先生の授業の場合は、舞台を見ている感じで楽しめる…ぐらいかな。
対面授業だと「大学に通ってる感」を全身で感じられるし、友達との交流も楽しめるから良い点もあるにはあるけど、個人的にはオンラインに軍配が上がる。
対面授業はむしろデメリットの方が多かったりもする。
「キャンパス・教室に行くのが怠い」、「私語をしている学生がいると授業に集中できない」、「座る場所によってはパワーポイントや黒板が見えづらくなる」等々。
まあ、とにかく私が言いたいのは、「対面授業に幻想を抱いてはいけない」ということ。
対面でもオンラインでも、結局やることは勉強なのだから。
「出会いや遊びの場」として大学を利用したいのなら、さっさとスマホやPCを使って、ネット上で友達でも遊び相手でも見つければ良いと思う。その方がよっぽど手っ取り早い。
大学では勉強や研究だけをして、遊びは別の場所でする。これが新時代のスタンダードになっていくのかもしれない。