現代社会を生き抜く術を考える

考察と日記を織り交ぜたブログです。

「感情」と「理性」の対立

10月が始まり、テレビや新聞では、内定式の模様を伝えるニュースが報道されている。私よりも1年か2年年下の学生が颯爽と内定を獲得していく一方で、私は時計の針が止まったかのように内定ゼロの日々が続いている。

最近は内定ゼロだ、内定ゼロだと嘆いている記事ばかりになっているような気がするが、本当に私は内定がないことを危機的状況だと捉えているのだろうか?

理性的に考えてみれば、それが危機的状況だと当然分かる。

内定がないということは、来年春から私は無職になる。無職という立場でも「既卒」という身分で新卒向け求人に応募することはできるが、1年間(もしくはそれ以上)の空白期間ができてしまい、その分だけ他の人に後れを取ってしまう。

ましてや無職であるということは収入がないということだから、経済的にも厳しいことになるのは明らか。どう考えても、大学を卒業してすぐに就職ができた方が良いに決まっている。

でも、感情的に考えてみると、なぜだかそれほど危機感を感じないんだ。理由はよく分からないが、おそらく私は心の奥底では、就職することに強いネガティブイメージを持っているんじゃないか。

他の人はどうだか分からないけど、本気で働きたいと思っている人はたぶんほとんどいないと思う。大体の人は無職になりたくない/経済的事情などでなれないから、新卒カードを使って就職先を探すのだろう。

私も感情として、無職になりたくないとか、会社員という身分になりたいとも思う。でもより深いところを見てみると、働くのってきつそうだなあという感情が出てきてしまっているのだ。

感情ではなく理性を優先させて物事を考えないといけない、と改めて思った。