現代社会を生き抜く術を考える

考察と日記を織り交ぜたブログです。

現実から離れる手段としての旅行

私が旅行を好むのは、手軽に現実逃避ができるからだということは以前述べたが、ではなぜ旅行をすると、簡単に現実から離れることができるのだろうか。

旅行をすると、当然ながら普段行かない場所に行くことになる。普段からよく利用する商業施設や駅、大学などは「現実」の要素の中に含まれるが、見知らぬ地域にはそれがないため、現実から離れたような気分になるのだ。

それに加えて、日帰りの旅行でなければ、ホテルなどに宿泊することになる。つまり毎日を過ごしている家には帰らないということになる。

家というのもまた、現実と強い関わりがある。家とは違う場所で寝泊まりするだけでも、何となく現実から離れたような感じがするものだ。

私が旅行=現実逃避に最適だと感じるのは、以上のように、旅行によって「普段利用する施設や、自分が住んでいる地域」と、「毎日を過ごしている住み家」から一時的に距離を置くことができるからだと思っている。

つまり、どこに行くかはあまり関係がない。例え県内であっても、普段行かないような地域であれば、充分現実逃避を果たすことができるのだと思う。

さて、12月からは神奈川県民向けの宿泊割引が始まる。

現実逃避としての旅をお得に楽しむために、県民割引を使おうか…と思っている。

ただ、北海道や九州など、卒業後は(たとえ無職になったとしても)なかなか行けない地域に行きたいとも思っていて、今はその葛藤に悩んでいる。

そして私には、「強迫観念」が頻繫に生じてしまうという悪い癖もあるから、余計に旅行が面倒というか、ある意味で苦痛だと思ってしまうこともあるのだ。

結局私は、現実逃避がしたいだけで、本当の意味では旅行がしたいわけではないんだろう。

だが、旅行以外の手段で現実逃避をするには、どうすれば良いんだろう?

カラオケは一時的な現実逃避にはなるけど、数時間程度で終わってしまう。それではあまりにも短すぎる。

現実逃避できる合理的な方法というものを、もっと考えていく必要がありそうだ。