現代社会を生き抜く術を考える

考察と日記を織り交ぜたブログです。

一億総ギャンブラー化の布石

今年(2021年)の社会を考える上で、特に印象的だったのが「公営ギャンブル」やそれに関連するコンテンツに興じる人々が増えたことだと思う。

その公営ギャンブルは、もちろん「競馬」のことである。

以前からテレビCMなどで競馬がプロモーションされたり、競馬場に家族連れで訪れる人が増えているという(これもプロモーションの一種?)ことを聞くことはあったが、今年ほどここまで競馬がプッシュされることは今までなかったのではないかと思う。

私はギャンブル行為に関しては、「やりたい人は勝手にやれば良い」というスタンスで、自分自身はあまりやりたいとは思わない。

その理由は、①「面白くない(と私は思う)」②「最終的には得をしないことが明らか」だからだ。

同様の理由で、宝くじを買うこともほとんどない。

私が最近の情勢を見ていて面白いと思うのは、ネット上において「パチンコ=悪」、「宝くじを買う人間=馬鹿」と宣う人が非常に多いにもかかわらず、競馬という行為に関しては割とすんなり受け入れられているという点だ。

まあ、これも「テレビは信用できない!」と言っている人が誰が書いているかも分からないブログ記事を妄信してしまうのとある意味同じことだと思う。

結局のところ、「周りの人が皆やっている(流行している)」「(企業やメディアによって作られた)イメージが良い」という理由で、人は公営ギャンブルを受け入れ、それに興じているのだと考える。

そう考えると、「一億総ギャンブラー化」が達成されるのも、そう遠い未来の話ではないだろう。