大学に入るとよく聞くようになるワードの1つに、「過去問」がある。
ネット上では、友達がいない大学ぼっちは過去問を入手することが難しいという問題がしばしば話題になる。
今回の記事では、筆者の経験に基づいて、大学ぼっちが過去問とどうかかわっていくべきかについて取り上げる。
「過去問」とは?
過去問とは、文字通り試験の過去問題のことである。
大学ではほとんどの科目で期末や中間に試験が実施されるが、科目によっては今までの試験で出題された問題が学生によって管理されていることがある。
特に数年以上もの間同じ教員が担当を受け持っている授業の場合、たくさんの過去問題が存在していることが多い。
資格試験や大学受験における「過去問」との違い
大学受験や簿記検定などの資格試験では、書店に行けば誰でも試験の過去問を手に入れることができる。
その一方で、大学における試験の過去問は一般に販売されることはなく、学生の間で取引がなされている。
インターネットが普及した最近では、Dropboxなどのネット上のストレージサービスやLINE、ツイッター等を用いて過去問が取引される傾向にある。
したがって、他学生との「ツテ」が少ない、もしくはほぼないぼっち学生の場合、過去問の入手は困難であり、場合によってはほぼ不可能だとも言える。
なぜ学生は「過去問」を求めるのか?
大学生の間で過去問はとても人気がある、それは何故なのだろうか?
その理由は、
「過去問があると、試験勉強に熱心に取り組まなくとも単位を獲得できる可能性が高くなる」
からである。
全ての科目に当てはまるわけではないが、教員によっては毎年ほぼ同じ問題を期末試験で出題する人もいる。
そのような科目の場合、過去問の内容を覚えておけばほとんど勉強をせずに単位を取ることができてしまうのである。
大学生(とりわけ文系)は勉強を熱心にしないという傾向にあり、期末試験についてもなるべく勉強時間を少なくした状態で単位を取ろうと考えている学生が多い。
そんな学生たちにとって、過去問というのは喉から手が出るほど欲しいものなのである。
大学ぼっちは過去問を入手しずらい
言わずもがな、過去問を手に入れるためには何らかの形で同じ大学、学部の学生とコミュニケーションを取っていることが求められる。
大学で友達が一人もいない大学ぼっちは当然ながら学内で日常的に接する人がいないため、過去問を入手することは難しいということになる。
ならば、過去問なしで試験を突破しよう
ぼっちでも過去問を入手するのは不可能というわけではないだろうが、普通の学生と比べると難易度が高いことは確かである。
それならば、過去問に頼らず、勉強をすることで試験を突破するのが良いという結論になる。
大学の授業で単位を獲得する難易度はもちろん科目によって変わるが、非常に難しい科目というのは少なく、きちんと勉強をしていれば難なく単位を取れる科目ばかりである。
もちろん自分一人で授業に出席したり、試験勉強を続ける必要はあるが、さぼることなく授業に出て、復習をしていれば過去問がなくとも単位を取ることは十分可能だ。
大学ぼっち学生は過去問が手に入らず悔しい思いをすることもあるかもしれないが、気にせず勉強を続けることが重要だと思う。