現代社会を生き抜く術を考える

考察と日記を織り交ぜたブログです。

再履はつらいよ

「再履」とは、「再履修」の略語である。

再履修とは、語学を始めとする必修の科目を落とした場合、別の年度に改めて

その科目を履修することを指す。

再履修向けの授業が用意されていることもあるが、ほとんどの場合再履修をする際は年下の学生と一緒に授業を受けなければならないため、苦痛を伴う。

 東京の有名私大の1つである東洋大学のとある映像サークルが作成した動画の中に、

「再履はつらいよ」というものがある。

筆者はこの動画を数年前から認知しており、なかなかクオリティの高い良い動画だと思っている。

 

www.youtube.com

 

この動画はフランス語の授業を再履修するある学生の悲哀が描かれているが、動画にあるように再履修は学生にとって非常に辛く厳しいものである。

筆者自身も語学科目を再履修したことがあるため、筆者なりの「再履はつらいよ」を書いてみたいと思う。

再履はつらいよ①周りは皆1年生

1年生向けの授業だったので、もちろん周りの学生は皆1年生である。

授業を行う先生も、「入学したばかりだから~」とか、「もうすぐ大学入って最初の試験ですね」など1年生に対して色々言うのであるが、

筆者自身は1年生ではないためこれを1年生の振りをして聞かなければならない。

 授業中に学生と話すこともあるが、この時も1年生の振りをする。

「サークル入った?」とか、「第二外国語何?」といった1年生にありがちな質問を手早く答えなければならない。

もちろん筆者はぼっちなので学生と話す機会は少ないのだが、年下の学生と同学年の振りをして話すのは辛いものがある。

再履はつらいよ②教科書を買い直す必要がある

 語学科目では必ずと言っていいほど教科書を買う必要があるが、再履の場合も同様である。

再履修の場合授業を担当する教員が変わることがあるため、教科書を改めて買い直さなければならないことも多い。

語学の教科書はやけに高く、2000~3000円するものもある。

しかも教科書を買う際は他学生と一緒に専用の教科書売り場に買いに行く必要があったので、余計にしんどかったことを覚えている。

再履はつらいよ③徐々に再履であることがバレる

先生には初めから再履修であることは知られていると思われるが、学生にも段々と知られるようになってくる。

私のようなぼっち学生でもそうだったのだから、ある程度社交的な学生であればあっという間に再履修だとバレてしまうだろう。

再履はつらいよ④虚しい気分になる

「なぜ俺は1年生と一緒にこんな授業を受けているんだ・・・」という気分になる。

おそらく同学年の人たちは再履などなく順調に単位を取っていってるんだろう、だとか

俺は何のために大学に行ってるんだろう、などとネガティブな気持ちで頭が覆われるという症状に悩まされる。

YouTube動画「再履はつらいよ」との共通点

さきほど紹介した動画と筆者との共通点を見てみようと思う。

筆者と共通していたのは、①教室に入るのは開始時間ギリギリ②席は1番前③用もないのにスマホをいじる振り(筆者の場合通常の授業でもやることが多い・・)、⑦ペアを組む相手がいない(再履じゃなくてもいないような気もする)の4つであった。

⑧の「再履」仲間は戦友はありそうなことではあるが筆者の場合再履仲間と出会うことは一切なかった。