現代社会を生き抜く術を考える

考察と日記を織り交ぜたブログです。

文系学生に関わる「ゼミ」について

ゼミに入っていない筆者がゼミについて述べる。

ゼミとは何なのか?

私自身はゼミに所属していないのであまり詳しいことは分からないことを予め述べておく。

ゼミというのはいわば文系版「研究室」のようなものである、ある学問テーマに基づいてグループでのディスカッションや勉強などを通じて知識を蓄積させ、最終的には卒業論文を執筆する。

このように書くとガチガチの勉強漬けのような印象を与えそうだが、実際はそうでもないらしい。どちらかといえば担当教員を含む他者と適切なコミュニケーションを取る能力が重要になるだろう。

ゼミは卒業するために必ず所属しなければならない(つまり卒業論文を執筆しなければ卒業ができない)と定めている大学も多いが、ゼミに所属することなく卒業できる大学も存在する。

よく考えれば大学は学問を修める場所だというのに論文を執筆することなく卒業するというのはプロ野球選手がバットやボールを一回も握ることなく野球人生を終えることと同じくらい不思議なことだと思うが、教員数に比して学生数が非常に多い大学では全ての学生がゼミに入ることなど到底不可能なのだ。

大学ぼっちとゼミ

先ほども述べたようにゼミというのはいわゆる「がり勉」型の人間には向かない組織だと言える。中には構成員のほとんどを男子が占める特殊なものもあるが、大体は男女比が1:1で、異性との交流に抵抗のない学生ばかりが所属している。

ゼミというのはいわば「会社の予行練習」だと言えよう。

ゼミでも活動で主導権を握り、優れた成績を残すことができれば社会人になっても強みを発揮できる可能性が高い。

その反面、コミュニケーション能力に難がある大学ぼっちの場合、ゼミでの活動についていけなくなる可能性が高い。

コミュニケーション能力については人によって異なるが、中高生時代の経験を踏まえて自分がグループでの活動(ディスカッション、プレゼンテーションなど)を円滑に行うことができるのかどうかをよく考える必要があるだろう。

ゼミに参加しなければならない場合どうすれば良いのか?

ゼミに入らなければならない場合の対策法を述べたい。ただし筆者はゼミに一切参加したことがないため参考にならない場合があることをご承知いただきたい。

簡単に実践できる対策は入るゼミを吟味することである。ゼミといってもさまざまなものがあり一生懸命研究をする必要のある厳しいゼミから、ほぼお遊び感覚で事が進むゼミまで多種多様である。

大学ぼっちの場合緩い「お遊び」系のゼミよりもガッツリ勉強や研究に取り組めるゼミの方が向いているのではないかと思う。

男女比も重要である、男女比が1対1のゼミは比較的「お遊び」系の雰囲気になりやすく、そのようなゼミでは異性とも気軽に関わることができる「普通の学生」でないと集団に馴染めない可能性が高い。

その一方で男子学生の割合が著しく高いゼミの場合、メンバーと仲良くなるのも少し容易になるのではないだろうか。*1

ゼミへの参加を検討する時期になるとゼミの見学や説明会などが行われるので、ゼミに入りたいと思っているぼっち学生はしっかりと雰囲気やメンバー構成などを確認しておくことが必要だろう。

結論:ゼミが必修でない場合、ぼっち学生はゼミに入らないのも一つの選択肢

ゼミが必修でなければあえてゼミに入らないというのも選択肢の1つである。

もちろんゼミに入らないからといって卒業まで何もせずに過ごしていれば良いというわけではない。

資格取得のための勉強をしたり、就職活動に関する情報を収集するなどの活動は必要になるだろう。

また大学によってはゼミに参加しない場合代わりに別の科目を履修しなければならないこともあるため、大学の履修要綱などを確認しておく必要がある。

 

*1:この例は男性の大学ぼっち学生の場合に当てはまる。女性の大学ぼっち学生の場合であっても女性の割合の高いゼミを選んだほうが良いと考えることもできるが、男性と女性とでは同性同士でのコミュニケーションの方法やグループでの行動の様式に異なる点があるため、必ずしも女性が多いゼミの方が良いとは言えない。男性のぼっち学生が男性の多いゼミを選ぶと良いというのは、異性との交遊目当てでゼミに参加する人間が紛れ込んでいる可能性が低く、比較的勉強や研究に熱心に取り組もうと考えている学生が多いことが期待できる点、異性と関わる経験が少ないため異性と円滑にコミュニケーションを取ることが難しいとしても同性相手であれば苦労せず意思疎通ができる場合もあるという点を踏まえている。ただもちろん同性相手でもコミュニケーションに難を示す学生もおり、そのような学生は残念ながらゼミ活動には向いていない。