現代社会を生き抜く術を考える

考察と日記を織り交ぜたブログです。

大学ぼっちによる2020年春学期の感想

今年の春学期は、COVID-19の影響により授業は全てオンラインで実施された。

試験も行われず、大半の科目がレポートで成績を評価することとなった。

今回は、大学ぼっちの筆者が春学期を総括してみたい。

 オンライン授業に関して

オンライン授業についての感想は度々話してはいるが、私は対面授業と比べて圧倒的に快適だと思っている。

もちろん自宅で過ごす時間が長くなるのでその分気分が滅入ることもあるが、対面授業でも他学生の行動や通学途中に起こるさまざまな事象に対して苛々させられることも多いので、それに比べるとまだマシだと言える。

おそらく友達がいる学生にとってはオンライン授業はそれほど面白いものではなかったかもしれないが、初めから学内で話をする人などいない私にとっては最適の授業形態だったと思う。

学費減額運動について

始めはそこそこ盛り上がった学生による学費減額運動も、早稲田大の「学費は下げない」発言によって一気に勢いを失ったように見える。

結局のところ、既存のスカラシップや、学生向けの給付金(10、20万円)でお茶を濁したといった感じだろう。

もちろん1円ももらえないよりは良いが、学生からすると10、20万円程度では焼け石に水というのが正直なところである。

通常のサービスであれば一定期間サービスが使えないことを理由に料金が減ることは十分考えられるが、大学の理論武装の前では無力なのだろうか。

秋学期以降もオンラインで授業が行われる大学が多いと思うが、少しでも学費やそれに付随する費用が軽減されることを期待したい。

授業の質について

授業はパワーポイントと、それに付け加えられた音声によって進行することが多かった。

一部音声が小さかったり、聞き取りずらいといったものもあったが、基本的には授業を受けるうえで支障はなく、スムーズに受講ができたと思う。

一部の科目では、授業を実施せず宿題を出すだけで終わったものも存在した。

大学ともなれば自分で参考書や論文等を参照し、自主的に勉強に取り組んで知識を吸収することも十分可能であるため、教員がその道筋だけを教えてあとは学生の考えやモチベーションに委ねることもある意味では合理的だと言えるだろう。

やる気がない学生であれば単位を落とさない程度に宿題を終わらせ、余った時間で別のことに取り組むことができる。

やる気がある学生は宿題のクオリティをできる限り高めようと自ら試行錯誤や情報収集を繰り返し、授業なしで質の高い学習ができる。

教員にとっても授業の準備に時間が取られずにすむため、他のことに集中することができるだろう。

だが基礎的な事項を教えることが目的の科目なのであれば、授業を一切行わず宿題だけで済ませるというのは問題だろう。

最低限PDFやパワーポイント等を活用し、基礎事項を説明する過程が必要だ。

試験、レポートについて

今学期は試験はほぼ行われず、レポートによって成績評価を行った授業がほとんどであった。

レポートは1000~5000字ほどであるテーマに基づいて文章を書くという形式であり、それほど難しいとは感じなかった。

レポートは試験と違って暗記事項がないばかりでなく、自分のペースで進めることができるのでむしろ試験よりも楽だと言える。

私はもちろん大学ぼっちであるためレポートについて聞く相手はいないが、それでも短時間でレポートを書きあげることができた。

結論

春学期は全てオンラインであったためキャンパスに通う必要がなく快適に授業を受けられたと思う。

一日のほとんどを自宅で過ごすためメリハリがないというデメリットもあるが、総合的には対面授業よりも負担なく学習ができた。

大学キャンパスに人が少なく、快適に辺りを歩き回れるのもまた良い点だった。