現代社会を生き抜く術を考える

考察と日記を織り交ぜたブログです。

田舎にもある不思議なマウント

私は、人口20万人たらずの田舎の市が出身だ。

人口20万人足らずというと、もしかしたら「都会だ!」と思われるかもしれない。

例えば東京都府中市の人口は25万人だし、立川市の人口は17万人。

ただ、私の地元は人口に見合わない田舎ぶりなのだ。

人口が20万人あるとしても、実情に見合った数字は10万人弱と言ったところだろうか。

結局田舎特有の、合併という名の「寄せ集め」によって人口が増えただけにすぎない。

そして私の地元の人たちは、「○○市(地元)は県内で3番目に都会だ!」とよく言う。

1番都会なのはもちろん県庁所在地の市で、2番目は地元から電車で1時間ちょっとかかるとある市だ。

そして3番目が、私の地元というわけである。

3番目に都会と言っても、私の県が田舎なので全然都会とは言えない。

東京や神奈川、大阪などで「3番目に都会」であれば本当の意味で都会だと言えるかもしれない。

というわけで、私の地元の人たちは「他の市町村は田舎だけどうちは3番目に都会なんだ!」と、

意味不明なマウントを取っているように思える。

所詮外から見ればただの田舎で、不便なところもいっぱいあるというのに。

私の地元のような田舎の県は、1番都会の地域でなければ、満足できる生活など送れないのである。

3番目に都会なんて、そんなの都会じゃない。ただの田舎だ。

と、私は思う。