現代社会を生き抜く術を考える

考察と日記を織り交ぜたブログです。

大学生のバックグラウンド:出身地のばらつきについて

学生の出身地について首都圏のある私大に属する筆者が考える。

学生の出身地で最も多いのはどこなのか?

現代は昔と比べれば都会と地方との格差は縮小されたと言えるが、それでも大学は都会にあることが多く、また人口も都会の方が多いので必然的に都会出身者が集まりやすくなると言える。

それだけでなく、大学進学の際は地元から近い大学へ行くことを選ぶ人も多いため、特に地方国公立大学では地元出身者の割合が高くなりやすい。

したがって、北海道大学では北海道、東北大学では宮城県広島大学では広島県の出身の学生が多いだろうと考えられる。

一方で、全国から学生が集まる傾向がある東京大学京都大学などといった最難関国立大学の場合、地元出身者ももちろん多いが、それ以外の地方出身の学生も少なくはないだろう。

首都圏の大規模私立大学の場合

私が通っている首都圏のある私大の場合を考えたい。

私は大学ぼっちであり、学生と関わる機会が少ないためデータは少ないが、語学の授業等で他の学生の出身地が分かる場面があるし、他の学生の会話に出ている方言からある程度大まかに出身地を推定することもできる。

そのような数の少ないデータから考えると、私の通う首都圏私大は圧倒的に

首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)出身の学生が多い。

もちろん首都圏にある大学だから当たり前だろうと思うかもしれないが、その割合が凄まじいのである。

語学の授業で同じクラスの学生の出身地が分かることがあるが、それによると学生の8割以上が首都圏の出身であった。

残りの2割ほどは名古屋、大阪周辺や福岡周辺の出身の学生だった。

つまり、首都圏や名古屋、大阪といったいわゆる「都会」出身の学生がほとんどであり、「田舎」出身の学生はほとんどいないことになる。*1

 

首都圏私大の多様性は薄れつつある?

最近の首都圏私大は多様性が薄れつつあるのではないかと考える、学生の出身地は首都圏出身者の割合が非常に高い傾向が続いている。

だが地方出身(首都圏以外の地域出身)だからといって心配する必要はない。

国内だけでなく、海外からも多くの大学から学生が来ているのだから、バックグラウンドなど小さな要素に過ぎない。

都会出身者にマウントを取られるかもしれないが、そんな浅い人間とは関わらない方が良いだろう。

どこで生を受けるかなど自分の能力でもなんでもないし、それどころか予備校や自習室などの設備が豊富にある都会で大学に合格するよりも、予備校もほとんどなく自分の慣れない土地で受験をしなければならない地方で大学に合格する方が難しいだろうし、強い意志や忍耐が必要なのは間違いないからだ。

 

*1:もちろん埼玉や神奈川、愛知や大阪といっても全ての地域が都会というわけではないし、首都圏以外の出身の学生の場合地元の地名を言っても理解されない可能性が高いことを推測した上で、わざと「名古屋出身(本当は名古屋から近い別の自治体)」と言うことも考えられる。